<サ高住とデイの2つの入り口のナゾ>ここが変だよ。ヘルスケア
サービス付き高齢者住宅(通称:サ高住)の新築のお手伝いを何度かしたことがあります。ところでサ高住と老人ホームの違い、わかります?実際ほとんどかわりません。サ高住のほうが個室面積広いですかね、そのかわり、多少の補助金と税制優遇制度があります。
これ、国土交通省と厚生労働省でそれぞれ基準を作っていたものをすり合わせるため、というのが背景にあるんですね。縦割り行政は利用者さんのためになりませんよ~
わかりやすくシンプルに行きたいものです。
さて、サ高住(老人ホームも同じ)を作るとき、一般的にはデイサービスなどを併設します。これは、入居者さんの予備軍をデイサービスで向かえ、自宅での介護ができなくなったら、サ高住に入居、という流れを作ることが一つの目的だからです。
さて、図面です。デイとサ高住にそれぞれ入り口が別に必要、って知ってました?一つの建物に二つ入り口が必要なわけです。建物が入り口だらけになりますよ。ほんと。でもそうしないと許可がおりないんです。。。
他にも色々あるんですけど、バリアフリーの基準を満たそうとすると、新築にしないと無理ですね。前にも議論しましたが、新築だと、コストは一定の水準以下にはなりませんので、どうしてもある程度の価格になってしまいます。
基準を作るのは行政なので、安心安全を追求してしまうのはわかるのですが、それが結果割高になって、必要としている人たちが払えない、入れないコスト構造になっていることもわかっていただきたい筆者でした。
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