<施設周辺住民の理解>ここが変だよ。ヘルスケア
行政の基準規則について議論をしてきましたが、事業を進めるときはいろんな障害がでてきます。たくさんありますよ~本日は周辺住民の圧力です。有名な話では、千葉県の市川市でこどもの声がうるさいから、と保育園が建設断念、ということがありました。新聞で読んだだけですが、さもありなんです。
ワタシ、とある特別養護老人ホームの新設をお手伝いしておりました。自治体も念願の施設でよろこんでおりました。そこでですよ~
これまで周辺住民と上手くやれていたとおもっていたのですが、隣の住民から、車の出入りが増えると、排気ガスが増え、洗濯物を干せない、よって乾燥機つき洗濯機を購入せよ、と。
WOW!!
地目が準工業地域で工場が点在、幹線道路まで10メートル、で、特養はデイサービスなしで、都会立地なので、職員は電車通勤、なのになぜ~
ですが、買いました。いまさらこの人にごねられたら計画が遅れます。いやいやプロですよ。ある意味。
同じようなケースで、これも特別養護老人ホームの新設、閑静な住宅地に建設しようとしたところ、住民が反対運動を始めました。主張は、霊柩車や救急車の通行増が予想され、縁起でもない、と。
根気よく話しましたけど、大学の先生がおりまして、いわゆる日本の最高学府でございます。この学校は、国からの科研費といわれる補助金を半分取るんですね。最高学府だけに。ということで、この先生、補助金の仕組みをよく理解してるんですよね~
で、先生、特養の補助金を締め出しに動きました。さすがにこれは困るわけで、私たち撤退です。先生、特養入れてあげませんよ、ほんと。
周辺住民との関係は地域に開かれた施設としての根源に関わるので、大切にしたいのですが、最近は度を越えた要求が多くなってきた感があります。私たちは妙な動きがあれば即撤退です。やってられません、正直。
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