理事長ブログ

<規制とか基準のお話>ここが変だよ。ヘルスケア

ワタシが大学生のころ、船橋にザウスという屋内スキー場がありました。全天候オールシーズン滑走可能な巨大な建築物です。まさにバブル、今では取り壊され、IKEAになっておりますが、実はこの室内スキー場のリフトには、風速計が取り付けられていたんですね。室内ですよ、室内。風速計がなんで必要なの?と。これ、通常屋外に設置されるリフトには、風速があがった場合、危険なので、運転を休止するために風速計が取り付けられているんですね。で、室内です、風は吹きませんよ。でも法律です、と設置を求められたということです。ということで、今回は規制の話です。

病院の看護士の配置は、一番点数が取れる基準が4:1という看護基準になります。昔からこの世界にいる人ならご存知でしょうが、看護士がわんさかいて、人件費がかさむダメ病院が、ある日突然いい病院になりました。それは4:1という基準のおかげ。これ、業界の常識です。すると他の病院も一斉に看護士獲得に走り、4:1を目指します。よって世の中から看護士が蒸発する、ということがありました。

ワタシ4:1の病院に入院したことがありますが、看護士さん、あまってます、ほんとに。毎回違う看護士さんがきて、おんなじこと聞かれうんざりしました。7:1の病院は少ない人数で効率的に回すことを考えているのか、快適でしたね。たまたまかもしれませんけど。

介護にも配置基準ありますよね。これも同じこと。

私たちのデイサービスも今度スプリンクラーをつける必要があるのです。まあ、つけるんですけどね。それで、一級建築士と打ち合わせをしてましたが、彼がボソッと、「つけても燃えるわ」と。木造なんで。

念のため、つけますよ。

ということで、しばらく規制とか基準とかのお話もしていこうかな、と思います。ここが変だよヘルスケア、ですね。

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