ワタシ副理事長は金融機関のヘルスケアチームの責任者をやっておりました。それまで医療だの介護だのまったく知りませんでした。病院って、みんな公営だと思っていたくらい。色々ショックだったのですが、最初に受けた衝撃のお話。

とある病院に伺いました。ちょうど診療報酬が改定され、あらたな点数制度になっておりました。私が伺ったときに、事務長さんは一生懸命診療報酬の点数表とにらめっこをしておりました。

これ、取れるな、とか、そんな話を一生懸命ワタシにしてくるのですが、ワタシバリバリ違和感。電子カルテを導入すれば、電子カルテを使ってる加算が取れるとか、だから資金調達して、電子カルテを導入したいとか。それ以外にも加算が取れる項目があるらしく、ワタシに熱くかたる事務長さん。

まてよ、と。電子カルテを使うとか、患者さんにまったく関係ないじゃないですか。それを加算して患者さんからお金を多くとるとか、何？
良い医療を提供し、結果加算が取れるならいい、は？へ？良い医療を提供するためにどうしたらいいか、とかそういう相談じゃないの？

いやいや、まずは患者さんの満足度を考えましょうよ。それに職員の満足度を考えようよ。そこからの話ならいいよ。

全部とはいいません。すばらしい経営をしているところもあります。でも、、、感覚的には半分以上はこんな感じでしょうか。先日コラムに、２回破綻した病院を引き継いだ社長さんの話をしました、まさに、普通の感覚で行きましょう！念のため、今回のコラムの発想では普通じゃありませんから！

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