経営事例その2
銀座でネイルサロンを開業したいというご相談を受けました。経営者は女性で、銀行の執行役員経験者、個人資産の裏づけのある案件でした。ただネイルサロンの倒産は多く、そのあたりを懸念していましたが、経営者は「ワタシはやめ時を知ってる」と言うことで、担保取得し資金提供、超高級ネイルサロンとして事業スタート。
結果2年間でスパッと事業をやめました。経営者の交友関係を顧客とし、当初より好調に推移し、黒字経営を続けていたのですが、ご自身の想定している客数に届かない状況が続き、このあたり推測ですが、ご自身の人脈+新規顧客、でいうところの新規顧客獲得が思うようにできていなかったようです。
損はしましたが、損失を最小限に食い止めた案件です。この後、景気は減速し、ご自身の人脈の顧客も多分ですが、減少していたはず、そのあたりを見越したのでしょうか。いい判断だったと思います。
この案件は早すぎる判断かもしれませんし、事業に執着がなさすぎるのかもしれない、執着しないと、やはり事業を伸ばすことはできませんので。しかし執着しすぎると失敗します。早い判断は結果それがよかったのか、悪かったのかわかりづらい側面があります。粘って浮上する人もいないことはないですからね。
ということで、これは超早めの判断を下した事例でした。
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